花の木 10月号
 
 
 どこの社会でも、たてと横の関係が存在すると思う。特にスポーツの世界では顕著に現れ、指導者や先輩には敬意を表し、仲間には結束や団結が大切にされる。では親と子、教師と生徒の関係はどうだろうか。最近、友だち同士のような言葉遣い、時には挨拶や返事もしない、という話をよく聞く。親も教師も『人を育てる』ことの再認識が必要だと思う。数年先、子どもは必ず大人社会でもまれることになる。その時、挨拶や敬語を正しく使えないようでは、いくら有能でも社会人として認められない。知識を学ぶ事も大切だが、人と人の協調・共助の心を学ぶ事も重要なのではないだろうか。子どもたちには大人になる準備として道徳を学び、親や教師は人を育てる責任を自覚し、風通しの良いコミュニケーション作りを大切にしたい。

県小中P連理事 広報環境委員 竹内浩一
 
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