花の木 11月号
 
 
 最近、いじめの問題が、大きな社会問題となっている。
そんな中、ある飲み会での出来事。特定の人の身体的な特徴を話題に場を盛り上げようとしている人がいた。
 嬉しげに話す当人は、周囲が喜ぶので、場が盛り上がったと大満足。しかし、一部の人にとっては不快であり、ましてや、標的になった人は苦痛以外の何ものでもない。周りも周りだが、なんだか子どもたちのイジメと同じ構図をみた気がした。
 心の中で「早く違う話題にして」と思っても、場の雰囲気を壊してはと思うと苦笑いをするしかない。これもまた傍観者になるのだろうかと自問自答してしまう。
 イジメ撲滅を叫んでいる当の大人たちが、この有様では見本にもならない。やはり、私たち大人から襟を正すべきである。子どもたちは大人の背中を、しっかり見ているのだから・・・。

県小中P連理事 広報環境委員 兼松光春
 
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