花の木 3月号
 
 
 子供達は授業に部活に塾、大人は仕事や家事と日々忙しい生活を送っている。忙しさのせいか人との会う時間までも惜しんでしまい、気持ちや意思の伝達をパソコンや携帯メールで済ませている。一家に一台のパソコン、一人一台の携帯電話が当たり前。便利さは、直接会っての会話やコミュニケーションをとらなくても良い世の中を作った。昨今では、相手の顔も見ず、自分の名前も名乗らず好きな時に自由に言いたいことが言えてしまうのだ。それがいじめや不登校の要因の一つとなっているのではないだろうか。何か特別なことよりも、人に会ってあいさつをする、相手の顔を見て意思を伝える。そんな当たり前のことをすることで、未来は変わるのかもしれない。よし、まずは我々大人たちからだ。子供達の見本となるように。

県小中P連理事 広報環境委員 佐々木真也
 
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