花の木 9月号
 
 

 昨年の暮れ、我が家の生活が一変して、父子家庭となり息子と二人で新たな家庭生活を送ることとなりました。息子は、親の心配を気遣い、泣き言は、我慢して私の言うことを素直に聞いてくれました。早、半年が過ぎこの頃は、中学生になり大人の階段を一歩ずつ前に進んでいるようです。私は、日頃口では言えなかった、『感謝』の心を強く抱くようになりました。家族【先祖】への感謝、社会への感謝、地域への感謝、素直なこころでお声かけすれば返事が必ず戻ってきます。そして、一番感謝したいと思う人は亡妻です。最近のお子さんの事件、事故を観る度、一言があればと思うような結末が多く感じられます。私は真理という言葉が大好きです。子供の心に不変の善意の真理が宿ればやがて良好な人間社会が生じると期待して止みません。

県小中P連理事 広報環境委員 野々山 和光

 
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