花の木 11月号
 
 

 私がPTA会長を務める黒田小学校は、戦国時代は黒田城という小さなお城でした。織田信長の祐筆、太田牛一による「信長公記」にも一度名前が出てきます。校内には、二宮尊徳の銅像があります。私が子どもの頃には、なかったそうですが、今では、地元にゆかりのある戦国武将、山内一豊の像もたっています。
校庭の東側には、日清・日露戦争の記念碑もたっています。表側には、従軍された地元の方々の名前、裏側には、戦死された方の名前が刻まれています。
 母校をぐるりと見渡しただけでも、このように歴史を感じられます。一宮市の市民憲章には、「…先人のたゆまぬ努力により…」というくだりがありますが、今日私たちが無事生活できているのも、先人の皆様のおかげです。
毎日コツコツと小さな努力を積み重ねる、そんな大人になってほしいと児童を眺めつつ、PTA活動をしています。

県小中P連理事 広報環境委員 大塚 慶治

 
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