花の木 8月号
 
 

 夏休み。朝早く起きて神社の森での虫取り。そのあとのラジオ体操。炎天下、汗をかきながら自転車で行ったプール。帰りの楽しみは、頭をキーンとさせながら食べるかき氷。近所の友達と暗くなるまで遊んで、生傷が絶えることのなかった毎日。自分が過ごした夏休みです。そして、夏休みといえば自由研究。「永久機関は可能か」「ミミズには学習能力はあるのか」など、テーマだけは立派。家にある廃品をつかって、いろいろ試行錯誤するのですが、(当然)うまくいかない。そのうち飽きて、ほったらかしのまま2学期を迎える…。今思い出してみると、身の丈を知らない自分を恥ずかしく思う一方、恐れを知らない自由さを懐かしくも感じます。子どもたちにとって、活動や思索が活発になる「夏」の休みは、普段より何倍も深く生きる時間なのだと思います。

26県小中P連理事 広報環境委員 村上義樹
 
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